1. >
  2. >
  3. レジ袋から始まるリデュース
レジ袋から始まるリデュース

レジ袋から始まるリデュース

オフ 投稿者:

よく循環型社会のために3Rを徹底しようという動きを見聞きすることがあります。
その3Rとは、リデュース(ごみの減量)・リユース(再使用)・リサイクル(再循環)の
3つの頭文字のRのことなのです。

この3Rを徹底することによって循環型社会を実現することにつながり、
環境への負荷を極限にまで減らすことができると言われています。
だからこそ、積極的に3Rに取り組んでいくべきでしょう。

でも、リユースとリサイクルというのは何となく理解できるものの、
リデュースはどうやればいいのか理解するのが難しいかもしれません。
というのも、物が壊れたらゴミとなってしまうのです。
物が壊れないようにするのがリユースであり、そのゴミをリサイクルすることに
なるのですが、ではリデュースとは何をするものなのでしょう。

リデュースの活動方法

どう活動していけばわからないと疑問に抱いている人は意外に多いようです。
簡単にいえば、リデュースは物を購入することで
注意を払うことにあるのだと思っています。

たとえば、幾重にもパッケージされている商品と、簡素なパッケージされている商品では、
簡素なパッケージのほうが後々にでるゴミの量が少ないことは一目瞭然でしょう。
似たような商品ならば、この簡素なパッケージのものを
購入することもリデュースなのです。
購入するために心がけることがリデュースは必要不可欠であるため、
小売業でもリデュースを心がけているところが増えているのです。

リデュースの代表例

スーパーマーケット・コンビニで貰えるビニール袋、通称レジ袋でしょう。
購入したものを持ち帰るときレジ袋はとても便利なものです。

でも、そのレジ袋は年間を通すと膨大なゴミの量になってしまうのです。
「薄っぺらなレジ袋一枚で何を言ってるんだ」と思っている人もいるかもしれません。
でも、一つの家庭が3日に1度買い物をしたとしても、
年間で120袋も受け取ることになります。

一日に数回コンビニに行く人も多いでしょうから、
レジ袋の利用数を平均すればもっと多い可能性も十分に考えられます。
家に120袋のレジ袋があると想像してみてください。
いくら綺麗に畳んでも、ダンボール一箱分くらいにはなってしまうでしょう。
それが各世帯であるのですから、
膨大な量のレジ袋がゴミとなるかは想像に難くありません。

そのため、多くの地域では行政と力を合わせてスーパーマーケット・コンビニで
レジ袋を配らずに、お客様に予め購入したものを持って帰るためのバック、
いわゆるエコバックを持参するように働きかけているのです。
この活動は全国規模で行われているので、知らない人は少ないと思います。
薄っぺらなレジ袋一枚だけでも見直すことによって、大きな効果があるのです。

だからこそ、ほんの些細なものでも安易に見過ごすのではなく、
リデュース(ゴミの減量)するつもりで真剣に取り組んでいくことが
循環型社会への第一歩になるのだと確信しています。