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日本で高い食糧廃棄率

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日本の食卓にのぼっている食べ物の約7割は海外から輸入されたものです。
その量は年間5800万トンにも及びます。
その一方で1940万トンつまり3分の1は捨てていると言われています。
その食糧廃棄率は世界一なのです。
(参照URL:http://www.chikyumura.org/environmental/earth_problem/food_crisis.html)
日本の食糧自給率が30%を切っているのに、食品を毎日のように廃棄され続けているのが今の日本の現状なのです。
その商品の廃棄は至るところで起こっているそうです。

身近なところではコンビニやスーパーマーケット

お弁当・生鮮食品などを大量に店先に並べて、売れ残ったものは廃棄されてしまいます。
その売れ残りはとても多いのです。
さらに、ホテルやレストランでもお店に提供できない半端なものは廃棄される運命にあるようです。
こういうと企業ばかりが悪いように思うかもしれませんが、消費者も食糧廃棄率世界一に影響を与えていると言われています。
たとえば、まだ食べられるというのに消費期限が切れるとすぐにゴミ箱に捨ててしまう人が多いようです。
それ以外でも、食べきれないほどの野菜を購入して、冷蔵庫のなかで腐らせてしまった経験のある人は決して少なくないでしょう。

このように食品を捨ててしまうような食品ロスを減らそうという運動が起こっています。
その一つがワンガリ・マータイさんが掲げる「MOTTAINAIキャンペーン」です。
そのMOTTAINAIキャンペーンでは3R「リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)」を推進していました。
この3つのRのなかのリデュースは「捨てない」という意味であり、まさに高い食糧の廃棄率が問題視されてきたのです。

日本の贅沢病

日本の食糧自給率が低く貧困率の高い国々では毎年多くの餓死者が出ている現在で、日本では食糧を廃棄していることに大きな反感を抱いている人は国内外にいるのです。
また食糧自給率を低いままにしておくと、食糧の安全保障を脅かすことになるので国益を損なう可能性もあるのです。
そのため、社会的でも「MOTTAINAIキャンペーン」を取り入れつつあります。

たとえば、スーパーやコンビニ、外食などでも食品の廃棄率を少なくしようという動きが進んでいます。
元々廃棄率が高いとそれだけ利益が減るので、廃棄率を下げようというのは企業としては当然の動きだと言えるでしょう。
それは企業だけでなく家庭でも同じことが言えるのです。
賞味期限が切れたからといってすぐに廃棄してしまったり、冷蔵庫のなかでモノを腐らせてしまったら、その分だけが無駄になります。
また買い直す必要があり家計を圧迫してしまうでしょう。

現在の景気が不安定な今はやはり少しでも家計の負担を和らげたいと思うものです。
だからこそ、無駄のないように買い物をし使い切るように心がける必要があるのです。
このように、企業も家庭も食品ロスは経済的にマイナスに働くのです。
社会的にも経済的にも食糧の廃棄率を抑えていくリデュースが、日本では今後強く求められていくことになると思っています。