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ペットボトルのリサイクル

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環境問題について考える場合、3Rというのが良く話題に出てきます。

3Rとは

  • Reduce(リデュース:減らす)、
  • Reuse(リユース:再利用)、
  • Recycle(リサイクル:再生利用)の事です。

身の回りでできる簡単なところから環境について考えていくうえで、
この3Rはとても重要な事となっています。

ところで、私たちの身近なところで行われているリサイクルと言えば、ペットボトルでしょう。
現在では様々なところで集めているので、ラベルをはがしキャップを取り、
中を洗ってつぶして分別収集に出している人も大勢います。
またサービスエリアや企業のゴミ捨て場所でも、
以前はペットボトルはそのまま捨てられていましたが、
今はキャップは捨てるというのが一般的になってきました。

そんなペットボトルですが、実際にリサイクルに出されると一体どうなるのでしょうか。

ペットボトルがリサイクルされた先には

リサイクルは前述したように再資源化の事を言います。
従って回収されたボトルをきれいに洗ってまた使うのではなくて、
様々な物の原料となるのです。

もしそのまま使うのであれば、リサイクルではなくてリユースということになります。
原料となったペットボトルは卵のパックに生まれ変わったり、
あとは繊維製品などにもなります。
車の内装とか衣類では、それが原料となっている物も少なくありません。

それ以外にも傘とかスリッパ、
下着等ボトルからは想像できないような物に再利用されている事も有り、
実は自分が使っている物が再利用して作られたなんて言う事もあります。

そんなペットボトルですが、どうやってリサイクルされていくのでしょうか。

まずは回収するところから始めます。
家庭で出る場合はラベルをはがす、そして中を洗うようにします。
そしてきれいにした状態の物は、
自治体の指示に従ってつぶして出したりそのままの状態で資源回収に出したりするのが一般的です。

集められた沢山のペットボトルは、
中にはラベルが付いていたりキャップが付いているので、まずは取り除きます。
そして分別したものを圧縮梱包して小さくひとまとめにします。

圧縮梱包されたものは、色・素材等によって業者が分別し、その後細かく粉砕するのです。
細かくなったものはきれいに洗いやすい状態になるので次に洗浄、

また中にはまだ金属が含まれている物があるのでそれについてしっかりと調べ、
付いている時は取り除くのです。
その後しっかりと乾燥させて、リサイクルする時の原料となるフレークやペレットの状態にします。

ちなみにフレークとペレットの違いは大きさの違いと考えて大丈夫です。

フレークは少し大きめで、卵のパックの材料となります。

ペレットはフレークに比べると細かいので、
繊維に生まれ変わって衣服や車の内装、ぬいぐるみなどに変わっていくのです。

ただこのように使うことが出来るペットボトルですが、回収率は高いものの、
日本国内でのリサイクル率はまだそこまで高くないのが現状です。
多くは海外に輸出しているのですが、
技術が向上し少しずつその国内でのリサイクル率が上がってきています。