1. >
  2. >
  3. リサイクル石鹸

リサイクル石鹸

オフ 投稿者:

家事をしている人なら、誰しも使いまわした食用油の処分をどうすればいいか
迷った経験は必ずあるでしょう。
酸化して劣化した油を使うのはあまり健康にも良くなさそうですし、
においが感じてしまうこともあって食事が美味しくなくなってしまうこともあります。

廃油から作るリサイクル石鹸

その要らなくなった油(廃棄油)は布切れに吸わせたり、市販の油凝固剤を使って
固まらせて、燃えるゴミとして捨てる人がほとんどかもしれません。
絶対にしてはいけないのが使わなくなった油をそのまま下水道に流してしまうことです。
とても環境に負荷を与えてしまうといわれているので、
一人一人が心がけていくべきでしょう。

このように、廃棄油を処分するのは台所に立たない男性には分からないと思いますが、
予想以上に大変なものなのです。
でも、せっかくの捨てるなら、少しでも油のリサイクルをさせて
有効活用させるべきだと思います。
その一つの方法に石鹸作りがあると思います。
「油をリサイクルで何で石鹸?」と疑問を抱いた人もいるかもしれません。

でも、石鹸の原料のほとんどは油で出来ているのです。
衣類や食器などの頑固な油汚れを油で作った石鹸で落とす。
まさに「毒を持って毒を制す」といえるでしょう。
(もちろん、油は毒ではありません。)
当然、廃棄しようとした油も石鹸にすることができます。
捨てる手間を省けて、さらに石鹸が手に入るのですから、
一石二鳥といっても過言ではないでしょう。
その作り方はいたって簡単です。

リサイクル石鹸の作り方

水に溶かした苛性ソーダに廃棄油を混ぜて、型に流し込むだけです。
初心者なら空になった牛乳パックが使い勝手がいいのでオススメします。
あとは1ヶ月まで暗くて涼しいところで保管しておけば、出来上がりです。
ほかにも加熱する方法もあります。
でも、手間と失敗するリスクがあるので、
急いで石鹸がほしい思わないかぎりは加熱しないこの方法が一番オススメです。
このように廃棄されるはずだった油が石鹸となって生まれ変わるのです。
これほど劇的に変化するリサイクルも少ないかもしれません。

また石鹸作りの途中、型や色を好きなものにアレンジすることができるので、
子供たちと一緒に作ったり、夏休みの自由研究の一つにも最適だと言えるでしょう。
さらにアロマオイルを加えることによって、香りが良くなるでしょう。
ただ一般で市販されている石鹸よりも刺激が強いことが多いので、
手洗いに使うくらいならぜんぜん問題はありませんが、
洗顔に使うことはあまりオススメできません。

また、元は食用油ですが、石鹸は決して食べることができません。
子供たちにつくらせるときにはそのような点も教える必要があるでしょう。
少し刺激が強いため食事や洗濯といった食べ物・肌身につけるものではなく、
掃除のなかで利用していくのが一番だと思います。
元々原料は捨てるものだった廃棄油と安価な苛性ソーダだけなので、
気兼ねなくドンドンと掃除でリサイクル石鹸を使っていけると思います。